扁平足って古くさい話?実は人類史の“永遠のテーマ”

2025.08.05

「扁平足(へんぺいそく)」とは、足のアーチが低くなり地面に接している状態で、現代だけでなく、人類誕生以来ずっと続く特徴のひとつ。これは進化の過程で足が直立歩行に適応する中で生じた“未完成な部分”とも言われています。

最古は、300万年前のアウストラロピテクスの化石にも扁平足の痕跡があり、古代エジプトのツタンカーメン王、ローマ皇帝トラヤヌス(紀元1世紀)、医学者ガレノス(2世紀)などもその症状が記録されています。

レオナルド・ダ・ヴィンチ(15世紀)、ジョロラモ・ファブリチ(16世紀)などの解剖図でも描かれているほど、古くから知られていた身体異常です。

治療は変わった?保守療法と手術療法の歴史

◎ 保守療法(手を加えない治療)

・古代から19世紀までは、ほぼ「足底板・インソール」だけが主な対処法

・足のアーチを支える形状の靴や中敷きを使い、姿勢や荷重を調整する方法

様式は変われど、使用する原理は今でも続いている

◎ 手術療法の歴史と変遷

20世紀初頭以降には、外科的治療が発達。

代表的な手法には、以下のようなものがあります

・骨切り術(Osteotomy):足の骨を切って角度や位置を修正

・関節固定術(Arthrodesis):動きにくい関節を固定して安定化

・サブタラー・アルトロエレシス:小さなインプラントを足首の関節に入れて過剰な動きを制御

・腱の長さ調整や移行(Tendon lengthening/transfer):筋肉や腱のバランスを変えて足のアーチを支えるよう調整

今はあまり手術の選択肢は聞きませんが、扁平足は昔からの人類の課題だったのかもしれませんね。

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