妊娠中でも
「おしゃれを楽しみたい」
「仕事でヒールが必要」という方、多いですよね。
でも、そのヒールの高さ、腰にどれだけ負担をかけているか、ご存知ですか?
塩見咲良氏らの研究では、妊婦体験ジャケットを着用した模擬妊婦を対象に、ヒール高1cm、3cm、5cmの靴を履いた際の姿勢・歩容・腰部負担感を比較しました。
結果は以下の通りです:
・姿勢:妊婦体験ジャケット着用時、体幹角度は非妊娠時よりも後傾しましたが、ヒール高による変化は見られませんでした。
・歩容:ヒール高が高くなるほど、歩幅は短くなり、歩行速度は遅くなる傾向が確認されました。
・腰部負担感:非妊娠時はヒール高による変化はありませんでしたが、模擬妊婦ではヒール高5cmで腰部負担感が増強することが示されました。
つまり、妊娠中に5cm以上のヒールを履くと、腰への負担が増し、腰痛のリスクが高まる可能性があるのです。
妊娠中の靴選びのポイント:
・ヒール高は3cm以下:腰への負担を軽減するため、ヒール高は3cm以下を目安にしましょう。
・安定感のある靴を選ぶ:ヒールが太く、足首をしっかり支えるデザインの靴がおすすめです。
・滑りにくい素材を選ぶ:転倒防止のため、靴底が滑りにくい素材のものを選びましょう。
妊娠中の身体は、日々変化しています。
自分の体調やライフスタイルに合わせて、無理のない靴選びを心がけましょう。
参考文献: 塩見咲良, 妊婦体験ジャケット着用時の姿勢・歩容・腰部負担感の分析-ヒール高による比較-. 看護理工学会誌. 2024;11:168-179.