〜サルコペニア発症のリアルな数字〜
「年をとると筋肉が落ちてくる」という話はよく聞きますよね。
その極端な状態を「サルコペニア」と呼びます。
サルコペニアは筋肉量や筋力が大きく減ることで、転倒・骨折・要介護のリスクを一気に高めます。
では、実際に健康な中高年が10年後にどれくらいサルコペニアになるのか、知っていますか?
主な結果
・10年間での新規発症率は 男性14.2%、女性22.1%
・年齢が高いほど発症リスクが上昇
・BMI(体格指数)が低い人、特に痩せ型の人ほどリスクが高い
・運動習慣がある人は発症リスクが低め
・握力や歩行速度の低下が早い人は、筋肉量の減少も早い傾向
特に女性は、閉経後のホルモン変化や加齢による活動量減少が重なり、発症率が高くなっていました。
研究からわかること
この結果から見えてくるのは、サルコペニアは「突然なる病気」ではなく、ゆっくり進行していく生活習慣病のようなものということ。
40代・50代のうちから筋肉を守る生活を心がけないと、10年後にかなりの確率で発症してしまいます。
まとめ
この研究は、「まだ大丈夫」と思っている中高年こそ注意が必要だということを教えてくれます。
サルコペニアは進行してからでは回復が難しいため、今の生活習慣が10年後の筋肉を作るといっても過言ではありません。
元気な足腰で10年後も好きなことを続けるために、今日から「筋肉貯金」を始めましょう。








