慢性的な腰痛と両下肢の痛みに悩む患者に対し、胸椎へのアプローチが効果的だった症例が報告されている。
この症例では、腰部や下肢への直接的な治療ではなく、胸椎の可動性を改善することで症状の緩和が見られました。
なぜ胸椎が関係するのか?
・胸椎の可動性が低下すると、腰椎や骨盤に過剰な負担がかかり、痛みを引き起こす可能性があります。
・胸椎の柔軟性を高めることで、体幹全体の動きがスムーズになり、腰部や下肢への負担が軽減されます。
実践ポイント:
・日常生活での姿勢を見直し、背中の柔軟性を保つストレッチを取り入れましょう。
・深呼吸や胸椎の回旋運動を意識的に行うことで、胸椎の可動性を維持できます。
腰や脚の痛みでお悩みの方は、背中の柔軟性にも注目してみてもいいかも!
参考文献: 松本篤拓. 持続する腰痛と両下肢の疼痛を訴える患者に対して、胸椎のアプローチが有効であった症例. 理学療法学Supplement. 2014; 0986.