「妊娠中に腰が痛くて、日常生活がつらい…」
「お腹が大きくなるにつれて、腰への負担が増している気がする」
私の奥さんも腰痛があります。

布施陽子氏の研究では、腰痛を訴える妊婦に対して、腹横筋エクササイズを行った際の身体的変化を調査しています。
腹横筋は、体幹の深部に位置する筋肉で、コルセットのようにお腹を包み込み、腰部の安定性を保つ役割があります。

この研究では、妊娠中期から後期の妊婦を対象に、腹横筋を意識したエクササイズを一定期間実施。
その結果、以下のような効果が報告されました：
・腰痛の軽減
・姿勢の改善
・日常生活動作の向上

妊娠中の腰痛は、多くの妊婦さんが経験するものですが、適切なエクササイズを取り入れることで、症状の緩和が期待できます。
ただし、妊娠中の運動は、体調や妊娠の経過によって個人差があります。
エクササイズを始める前には、必ず主治医や助産師に相談し、自分に合った方法を選ぶことが大切です。
適切な運動で、快適なマタニティライフを送りましょう。

参考文献： 布施陽子ほか（2016）「腰痛を呈する妊婦への腹横筋エクササイズによる身体変化」理学療法学Supplement, 43(0), 2P2-07-04.