バランスボール運動の効果

2025.06.04

バランスボールに乗るのって効果あるの?

貞清秀成氏らの研究では、骨盤の前傾・後傾運動が体幹の筋肉にどのような影響を与えるかを、座位、バランスボール座位、仰向けの3つの姿勢で比較しています。

その結果、バランスボール座位で骨盤を動かすと、腰部多裂筋(背骨を支える深部の筋肉)の活動が他の姿勢よりも高まることがわかりました。
また、骨盤を前傾させると腰部脊柱起立筋(背中の筋肉)、後傾させると外腹斜筋(お腹の横の筋肉)の活動がそれぞれ増加することも明らかになりました。

これらの結果から、骨盤の動きと姿勢を意識することで、特定の体幹筋を効果的に鍛えることができると考えられます。
例えば、バランスボールに座って骨盤を前後に動かす運動は、腰部多裂筋の強化に有効です。
また、骨盤を前傾させることで腰部脊柱起立筋、後傾させることで外腹斜筋をそれぞれ活性化できます。

参考文献: 貞清秀成ほか(2013)「姿勢別の骨盤の前後傾運動が体幹筋に及ぼす影響の筋電図学的検討」第48回日本理学療法学術大会 抄録集,

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