アルツハイマー病を遠ざける最低限の運動習慣とは?

2025.09.02

「運動は認知症予防にいい」とよく耳にします。
でも実際、どれくらい運動すれば効果が出るのかは意外と知られていません。

最近の研究レビューでは、アルツハイマー病を防ぐために必要な「最低限の運動量」が明らかになっています。

必要なのは「週3回 × 15分」から。システマティックレビューの結論はシンプルでした。

「少なくとも週3回、1回15分以上の身体活動を行うこと」

これがアルツハイマー病予防に効果を発揮する「最低条件」です。

つまり、1週間合計でわずか45分の運動でも、脳を守る効果が期待できるのです。

どんな運動がいいの?

難しいトレーニングは必要ありません。

・少し息が弾むくらいの速歩き

・軽いジョギングやサイクリング

・ラジオ体操や水中運動

こうした「中強度」の運動で十分です。

続けることがカギ

「週に3回以上」というのは、まとめて長時間やるよりも、定期的に体を動かす習慣が大切ということ。
毎日の生活にちょっとした工夫を加えるだけでもOKです。

・エレベーターではなく階段を使う

・バスや電車を一駅手前で降りて歩く

・食後に15分間の散歩をする

これなら無理なく続けられそうですよね。

より効果を高めるには?

もちろん、「週150分の中強度運動(例:毎日30分の速歩き)」ができれば、さらにリスク低下につながります。
でも最初から完璧を目指さなくても大丈夫。
「まずは週3回15分」から始めてみることが、一番現実的で効果的な第一歩です。

まとめ

・アルツハイマー病の予防に必要な最低限の運動は、週3回以上 × 15分以上

・合計で週45分の運動でも効果がある

・ポイントは「無理せず続ける」こと

・できる人は週150分の運動を目指すとさらに安心

未来の自分の脳を守るための薬は、特別なものではありません。
日常のちょっとした運動習慣こそが最高の予防薬です。

今日から「15分の散歩」から始めてみませんか?

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