スポーツをしていると、どうしても避けられないのが「腰痛」。
特に高校生アスリートの中には、成長期の影響や体の使い方のクセで、繰り返し痛みを感じている人も少なくありません。
花田定晴氏の研究では、 「腰が痛い=腰に原因がある」 とは限らないことが明らかにされています。
研究でわかったこと↓
・体幹を曲げたときに痛みがある選手は → 股関節の柔軟性が低下している傾向が強い
・股関節の筋力が弱い人ほど → 骨盤の前傾角度が小さく、腰に負担がかかる
・さらに腹筋の持久力も少ないと → 姿勢保持や衝撃吸収がうまくいかず、腰が代償して痛みやすくなる
つまり…
・股関節が固い
・体幹が弱い
・骨盤の角度が乱れている
これらが“腰痛の引き金”になっている可能性があるのです。
対策としてやるべきは「腰を揉むこと」ではなく、 「股関節と体幹を整えること」 腰痛を繰り返す選手こそ、“股関節と腹筋”を見直して!
参考文献: 花田定晴ほか(2002)「スポーツ選手の腰痛発生要因に関する考察」理学療法科学 17(5), 219-224








