10歳で14.6%、高校生では26.9%に
「歳をとってあごが痛むのは仕方ない」…それは誤解かもしれません。 原田洋氏らは、小学生から高校生までを対象に顎関節症の有病率を調査。
幼稚園児5.1%から始まり、小学校高学年では約15%、中学生で約21%、高校生になると驚きの26.9%と、年々増えていく傾向が明らかになりました。
特に高校生では、男子より女子の方が高く34.9% vs 21.4%と、性差も見られています。
顎関節雑音(カクカク音)は全体の約90%を占め、ほとんどが無自覚でも音が出ています。
日常で気づく3つのポイント
・口を開けたときに音がする
・朝起きると顎がだるい
・顎を動かすときに違和感がある
これらは早期ケアのきっかけになります。
顎関節症は、頭痛や肩こりなどの症状を引き起こします。
早期ケアはこれらの予防になります。
参考文献:
原田洋ほか(2002)「若年者における顎関節症状の発生頻度(第1報)」日本顎関節学会誌 14(2):179–183








